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【コラム】唐突なリデノミネーション議論=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.22 13:09
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通貨単位が経済地位を反映するという話はさらに納得しがたい。1ドルが1100ウォン台だとして米国経済が韓国の1100倍なのではない。日本はドルの10分の1価格である円でも1980年代に世界経済1位を狙ったことがある。1リラ当たりのウォンの価値が200ウォンだからとトルコ経済が韓国より200倍良いのでは決してない。現在世界で通貨価値が最も高い国はクウェート、バーレーン、オマーンのような中東の国だ。これらの国は石油のおかげで富裕国になったが、社会的不平等や民主主義体制で深刻な問題を現わしている。

しかもいまはデジタルへの転換が進んでいる。金融取引だけでも90%ほどがコンピュータや携帯電話で行われる。5万ウォンや1万ウォンだけでなく10ウォンや100ウォンもICカードが計算する。現金を持っていなくても何の問題もない世の中であえて通貨単位を変え混乱を招く理由があるのか疑問だ。過去の歴史を見ても経済に問題がない平和な時にあえて通貨単位変更をしたケースはほとんどない。

 
韓国の経験もこれを後押しする。戦争のために行われた緊急措置だった1950年の第1次通貨措置を除き1953年と1962年の2回のリデノミネーションがあった。最初は戦争による混乱を収拾するための苦肉の策で、2番目はクーデターで執権した朴正熙(パク・チョンヒ)軍事政権の経済引き締めの意図が強かった。だが現金と預金の凍結で産業がさらに萎縮し、朴正熙本人が認める失敗に終わった。

欧州がユーロを採択したころ、米国と欧州をほぼ同じ時期に出張に行ったことがある。当時1ユーロの価値は1.4ドル程度だった。空港で水を1本買おうとしたが、米国ではすべて1ドル、欧州では1ユーロなので苦笑いが自然に出てきた。0.88ユーロと表記するより最初から1ユーロとしておくように通貨単位という魔術のために自然に物価上昇が起きるほかないという話だ。

通貨改革で20億ウォンのマンションが2000万ウォンになったからとその価値が変わるわけでもない。しかもいまは鈍化する景気を回復させるのに全力を傾けなければならない時期だ。3兆ウォン以上かけて紙幣を新しく印刷し銀行とさまざまな電算機器の単位を変えることに何の意味があるのか。

いまは財布とポケットに10ウォン硬貨から5万ウォン札まで入れておかなければ生活できない時代ではない。100ウォン、1000ウォンを区分できないほど国民の数値理解力が落ちているのでもない。多角的にいま話されているリデノミネーションはまったく唐突なものに感じられる。

ナ・ヒョンチョル/論説委員


【コラム】唐突なリデノミネーション議論=韓国(1)

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