北東アジアの「スーパー外交ウィーク」習近平氏の訪朝から幕開け…韓日首脳会談は実現できるだろうか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.19 10:36
習主席はG20でトランプ大統領との談判に出る。華為・関税などのすでに存在する葛藤要素に北朝鮮まで加えられた。北朝鮮変数が登場する前から米中両側はG20を本舞台に相手に対する圧力の度合いを強めてきた。習主席は金委員長との会談結果を詳細に明らかにしないまま、トランプ大統領との会談でレバレッジとして使うという専門家の見方が多い。国立外交院のキム・ヒョヌク教授は「習主席の訪朝で北朝鮮は米中葛藤のもう一つの戦線として登場した」として「北核外交舞台を一人占めしたい米国が中国という折り合いの悪い新しい変数を迎えた」と話した。
G20でトランプ大統領と習主席の談判結果は韓国にも直接的影響を与える。トランプ大統領の訪韓プレゼントに含まれる内容はG20米中首脳会談の結果とも直結しているためだ。トランプ大統領の訪韓は現在ではG20直後が有力視されている。G20で米中首脳が満足な結果を出せない場合、トランプ大統領は韓国政府に中国けん制にさらに積極的に出てほしいと圧迫する可能性を排除することはできない。華為紛争から米国のインド・太平洋戦略に至るまで、米国政府は分野別に度合いを別にしているだけで韓国に同盟としての役割と責任を求めている。トランプ大統領が文大統領に直接的に要求する可能性をめぐり外交安保ラインは緊張している。