【コラム】韓国の相続税率は世界最高…専門経営体制に対する誤解と真実(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.15 11:57
韓国は「相続禁止法」といえるほど世界で最も強力な相続規制を施行している。相続税最高税率は名目上では日本が55%で最も高いが、韓国では企業相続に割り増しがつき世界で最も高い65%に達する。
相続を受ける人は手持ちの資金があまりない。受け継ぐ資産を売って相続税を納めるほかはない。ところが資産を売ると譲渡所得税を別に納めなければならない。結局相続税を納めるために相続資産の相当額を売却しなければならない。資産を売らずに経営権を確保するにはそれだけの資金の融資を受け、税金を先に納めて企業を育て一生負債を返済していくという覚悟をしなければならない。例えばLGグループの具光謨(ク・グァンモ)会長に課された相続税は7000億ウォンを超える。大部分を個人株式担保融資で処理しなければならない。今後LGグループの株価が上がれば幸いだが、もし株価が下がるなら彼の人生はとても厳しくなる。