【噴水台】ファンダメンタルズのトラウマ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.22 11:04
「翻訳とは一言で『言葉の重さを量ること』だ。てんびんの片方に著者の言葉を載せ、反対側には訳語を載せることだ」。フランスの小説家であり翻訳家であるバレリー・ラルボーの言葉だ。
似た重さの言葉を見つけられなければ外国語を韓国語に訳しにくい。「トラウマ(trauma、精神的外傷)」や「ファンダメンタル(fundamental、基本的な)」がそうだ。経済用語でファンダメンタルズは「基礎体力」を意味する。経済成長率と財政・経常収支、外貨準備高など国家経済の健全性を見せるマクロ経済指標を指す。
韓国経済の責任を負う彼らの最近のおなじみのコメントのひとつが「経済ファンダメンタルズはしっかりしている」だ。洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相は13日、3大国債格付け会社関係者と会い、「『韓国経済全般のファンダメンタルズが良好だ』ということに共感した」と明らかにした。青瓦台(チョンワデ、大統領府)の尹ジョン源(ユン・ジョンウォン)経済首席秘書官も先月同じ話をした。文在寅(ムン・ジェイン)大統領も1月に「マクロ経済指標が良い」と話した。