韓国の輸出13.7%急減…7カ月連続減少に日本の規制まで「弱り目に祟り目」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.16 10:55
6月の輸出額が7カ月連続で減少したことがわかった。減少幅も大きく41カ月ぶりに最悪の実績を記録した。長期戦に突き進む米中貿易紛争が主要因に挙げられる。弱り目に祟り目で日本が半導体・ディスプレー核心素材に対する輸出規制を強化しており、今後不確実性がさらに大きくなる見通しだ。
産業通商資源部と関税庁などが15日に明らかにしたところによると、6月に集計された輸出額確定値は441億ドルで前年同期より13.7%減少した。前年同期比の輸出額減少幅が18.8%を記録した2016年1月以降で最大だった。韓国の主力輸出品である液晶デバイスが55.2%減、半導体が24.8%減、石油製品が24.9%減などの輸出額減少が目立った。
主力製品の輸出が振るわないのには対外要因が作用した。延世(ヨンセ)大学経済学科のヤン・ジュンモ教授は「米中貿易紛争で中国の対米輸出が減り内需も萎縮した。中国内の韓国企業がベトナムなどに離脱するなどサプライチェーンが変化したことで対中輸出が減少した」と分析した。実際に6月の中国への輸出は24.2%減少し、2009年5月以降で最も悪かった。米国への輸出も2.5%減少した。ヤン教授は「米中貿易戦争が一時的に小康状態に入っているが長期化するものとみられる」と付け加えた。