寄りによって「所得主導成長」押し付けると景気下降…韓国統計庁の釈然としない釈明
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.18 17:25
韓国統計庁が17日、韓国景気がいつ頂点となって下降したのか分かる「景気頂点」に対する判断を見送った。「景気の頂点を設定するまでの期間が過去に比べて短く、主な指数の変動幅が小さくて改めて議論する必要がある」というのが統計庁が明らかにした理由だ。しかし、カン・シヌク統計庁長が数回「2017年第2四半期~第3四半期ごろ」を景気の頂点時期と言及した点を考えると釈然としないところが多い。
このため、統計庁が政治的負担のために決定を見送ったのではないかという見方が出ている。学界ではカン庁長と同様に2017年5月、または9月を景気の頂点と見ている。この時を景気頂点と宣言すればその直後から景気が下降傾向に転じたという意味になる。偶然にも文在寅(ムン・ジェイン)政府が発足して所得主導成長を本格的に押しつけた時期だ。