韓経:未来車に乗り換えるGM…韓国工場にまた構造調整説
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.28 09:18
米ゼネラルモーターズ(GM)が工場7カ所を閉鎖または縮小し1万4700人ほどの人員削減を行う大規模構造調整計画を26日に発表した。セダン型乗用車など販売が振るわない一部モデルは生産を中断し、電気自動車や自動運転車など新技術分野に集中投資するためだ。7-9月期の売り上げが358億ドル(約4兆円)で前年同期より6.4%増加するなど業績は改善されたが、産業構造変化に備え先制対応に乗り出したのだ。
GMのメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は、「自動車産業が急変しており変化に適応しなければならない。乗用車部門の人材は縮小するが電気自動車、自動運転車関連の専門家とソフトウェア人材は継続して採用する」と話した。GMは高強度のコスト削減により来年末までに60億ドルを捻出し未来事業に投資することにした。今回の構造調整は金融危機の余波でGMが破産の危機に陥った2009年以降で最大規模だ。
GMは「インパラ」「ボルト」「クルーズ」など一部乗用車は生産を終了することにした。スポーツ多目的車(SUV)販売が急増したのに対しセダンの販売は急減しており、フォードとクライスラーも今年に入りセダン型乗用車の相当数の生産を中断した。