【取材日記】100億ウォン分の水害支援物資がつまらないもの?=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.14 15:47
「大したことのないいくらかの物資を挙げて、われわれをひどく冒とくした」。北朝鮮が12日夜、朝鮮赤十字会報道官を前面に出して、韓国政府の水害支援提案を非難した言葉だ。 この日昼、板門店(パンムンジョム)を通じて対北朝鮮支援協議の中断を通報したのに続き、このような言葉を並べた。 北朝鮮が「大したことがない」という物品は小麦粉1万トン、インスタントラーメン300万個、医薬品など約100億ウォン(約7億円)分。 小麦粉だけでも25トンの大型トラック400台分で、ラーメンも50-60台に積まなければならないほどの量だ。
しかし北朝鮮当局はこれを突然拒否した。 韓国政府が3日に支援を提案すると、北朝鮮は10日、「南側が計画している数量と品目を知らせてほしい」という反応を見せた。 1週間の検討の末に下した決定であったのは間違いない。 しかし南側が11日に渡した支援リストを見た北朝鮮は、翌日、「そのような支援は必要ない」と交渉の扉を閉じたのだ。
北朝鮮の突変で最も大きな苦痛を受けるのはやはり被災者の北側同胞だ。 被災者に最も必要な食べ物と医薬品を伝えようとした韓国政府当局と大韓赤十字社(韓赤)は当惑している。