韓経:【社説】「リデノミネーション」より経済体質の改善が先だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.19 15:27
韓国経済の規模が拡大し、間けつ的に提起されてきた「リデノミネーション」(貨幣単位変更)主張が国会の一角でまた出ている。李柱烈(イ・ジュヨル)韓国銀行(韓銀)総裁と洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官が「時期尚早」として慎重論を出しているが、共に民主党の企画財政委員会所属議員が議論の中心にいるのが注目される。
1000ウォンを新しい1ウォンに変えようという主張は今回が初めてではない。京単位の統計まで出てきて不便が多く、米ドルに対して為替レートが1000ウォン単位から始まる「国格」問題もある。お金の単位が大きくなり、韓国ウォンと大韓民国のイメージにマイナスの影響を及ぼすのも事実だ。しかし副作用も少なくない。貨幣単位の変更に費用がかかり、物価上昇を刺激するという点が代表的な例だ。現在のような不況の中では効果も断言できない。昨日、韓銀が政策金利を据え置き、2.6%と予想していた今年の成長率を3カ月ぶりに下方修正するほど経済状況は良くない。