<危機の韓国海運>現代商船、6兆ウォン注入でも正常化は厳しく
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.27 09:35
韓国政府の海運業構造調整がさまよっている。政府が執刀医だった韓進(ハンジン)海運は昨年2月、資金が1兆ウォン(約1000億円)ほど不足して破産した。続いて政府は6兆ウォン台の「血税」を支援して現代商船を回復させることにしたが、その程度の金額では経営正常化が不透明であることが分かった。政府が資金注入を続けなければ現代商船までが韓進海運の前轍を踏むかもしれないという指摘が出る理由だ。
中央日報が26日に単独入手した三逸会計法人の現代商船会計調査報告書によると、同社は最悪の場合、2022年まで営業赤字が出るという。政府の支援がなければ資本欠損状態になるという分析だ。同社はすでに今年7-9月期まで14期(3年6カ月)連続で赤字を出している。