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【社説】マッカーサーは自由民主主義を守った功労者

2005.09.11 19:57
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仁川(インチョン)自由公園内にあるマッカーサー将軍銅像の撤去を主張してきた一部の在野団体の動きが、これまで以上に組織化されており、憂慮される。 終わりのない座り込みとデモはもちろん、最近は「戦争狂マッカーサーの銅像は歴史の中に埋めてしまうべき」というある教授の寄稿に続き、「マッカーサー将軍は虐殺者」という歌まで広まっている。 11日の集会では「占領と虐殺の象徴であるマッカーサー銅像は近いうちに撤去されるはず」と叫んだという。

彼らの言動を見ると、まさに「いまやわれわれの時代」というような‘眼下無人’である。 国民の意見に耳を傾けず詭弁を並べている。 彼らはマッカーサー将軍を「好戦論者」「帝国主義の象徴」「占領軍の怪獣」と呼んでいる。 しかしこれは事実関係の歪曲はもちろん、南側の正統性を傷つけようとする悪意的な宣伝扇動にすぎない。 「好戦論者」は奇襲南侵した金日成(キム・イルソン)であり、「帝国主義」といえば、このような金日成を支援したソ連が標本ではないだろうか。

 
マッカーサー将軍はこうした共産帝国主義勢力の挑発を防ぐために戦争を指揮しただけだ。 それなのにどうして奇怪な論理を主張できるのか。 もし銅像撤去運動を通じて韓国社会に起きている反米感情を拡散させ、在韓米軍を撤収させようという意図があるのなら、すぐにやめるべきだ。 韓国国民がこうした扇動に乗ると判断しているのなら、それは大きな誤算であることを知らなければならない。

マッカーサー将軍は韓国戦争(1950~1952)当時、仁川上陸作戦を成功させ、赤化危機にあった韓国を救った人物だ。 そしてその銅像は、今日われわれが享受している大切な自由民主主義を守った象徴的記念物である。 したがってこれを撤去しようという主張は、赤化統一されないことを惜しむのと変わらないという点を銘記しなければならない。

しかし彼らはこの部分でも歪曲をしている。 「マッカーサーが一部の親米主義者の自由だけを守った」という主張がそれだ。 果たしてそうだろうか。 むしろ、銅像撤去を主張する集会を認める自由民主体制をこの地に存続させたマッカーサー将軍を有難く考えなければならない。

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