北朝鮮、「対外援助は略奪」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.20 07:40
韓国政府が北朝鮮に対する食糧支援方針を明らかにした中で、北朝鮮が19日対外援助を「略奪」に比喩した。北朝鮮労働党機関紙である「労働新聞」はこの日「『援助』というのは発展途上国(開発途上国)の命綱を握り締めようとする帝国主義者らの支配と隷属の罠であり、一つを与えて十、百を奪おうとする強盗的略奪の手段だった」と主張した。「国際的協力の輝く模範を創造されて」という見出しの記事だ。
新聞は、アフリカのトーゴやモザンビーク、欧州のマルタなどを事例で挙げて金日成(キム・イルソン)主席(1994年死亡)の支援で先進国の経済的従属から抜け出したと主張した。
労働新聞は「金主席の助けを受けた国々は先進国の隷属から抜け出した」として「自立的民族経済の堅固な土台を備えて自らの力で前進していく朝鮮(北朝鮮)がロールモデルになった」とも報じた。自国は該当国々が自ら歩いていけるように心より政治・経済的に助けたが、近隣先進国は「付帯条件」をつけて隷属を試みたということだ。この日の報道は1970年代資本主義と社会主義に属しなかった非同盟国家と連帯した北朝鮮の「過去の業績」を称賛する内容が主をなした。