リオ訪問の北朝鮮の崔竜海氏、ブラジル大統領権限代行に会おうとしたが…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.16 16:41
リオデジャネイロオリンピック(五輪)を舞台にスポーツ外交をするという北朝鮮の構想に支障が生じている。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の最側近である崔竜海(チェ・ヨンヘ)労働党副委員長までが現地を訪れたが、国際社会で冷たい視線を向けられたうえ、北朝鮮選手団の成績不振までが重なったからだ。
崔竜海副委員長がブラジルのリオデジャネイロに到着したのは4日。当日晩、国際オリンピック委員会(IOC)主催で開かれた歓迎夕食会に出席し、トーマス・バッハ委員長をはじめとする貴賓と歓談するなどスタートはよかった。しかし翌日の五輪開幕式出席後は特に会談日程を得ることができなかった。ブラジルのテメル大統領代行との会談を進めたが、実現しなかったことが把握された。
政府当局者は「北のメディアは崔竜海がテメル大統領代行に会ったと報道したが、事実でないことが明らかになった」と話した。金正恩国務委員長の口頭メッセージを持っていったが、会談日程が決まらず偽りの報道をしたということだ。