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韓経:【コラム】韓国も先進国になれるのか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.09 10:56
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平昌(ピョンチャン)冬季五輪の幕が上がった。これで4大スポーツ祭典(夏季・冬季五輪、サッカーワールドカップ、世界陸上選手権大会)をすべて開催した5番目の国になった。ことし、1人当り所得3万ドルに入るのも有力だ。「30-50クラブ(所得3万ドル、人口5000万人以上)」の7番目のメンバーを予約した。経済規模世界11位、交易規模6位(昨年)も自慢の種だ。表面上、先進国の要素はあまねく備えている。

韓国で生活したことのある外国人は韓国はすでに先進国だと感じる。世界最速のインターネット、安くて便利な公共交通、安全な夜道、親切な銀行・マート・住民センター、風邪の治療も可能な健康保険、当日・弾丸配送、技術を先導する企業…。ほとんどのものが速度が速く、大企業・公共サービスだ。

 
韓国人自身も先進国だと感じているだろうか。大多数が首を横に振るように思う。目の高さは欧米に合っているのに至らない部分が非常に多く見えるためだ。それではどんな国が先進国なのか。豊かな生活さえすれば先進国なのか。高所得と派手な建物が多い中東産油国を先進国には分類しない。

先進国とされる国々では共通点が見受けられる。高度化した経済力の土台の上に安定した政治制度、特権不用、公正な法執行、硬い信頼資本、配慮、強力な公権力、専門家優待、高い職業倫理と文化的素養、多様性などが挙げられる。経済力が必要条件なら政治・社会・文化的成熟は充分条件だ。結局、人が問題だ。

これを韓国に代入してみよう。修身もできず政治権力の利益に群がる輩が幅をきかせる政治は問題としか言いようがない。利益集団の既得権闘争、採用不正に見るように特権やレントシーキングもありふれている。法の上に大衆情緒があり、公権力はむち打たれるのが常だ。小さな権力でも握れば我がままを通そうとする「カプチル(上の立場にいる者が権力を振りかざす行為)」に男女・老若・分野の別はない。

「私たちの」「共同体」のような言語習慣の裏には「私の家族、私の味方」の利益だけ得ようとする情実主義(cronyism)が隠蔽されているようだ。教授が未成年の子息を論文共著者にする国が他にあるだろうか。住む場所とマンションの坪数で貴賎を分け、外見で他人を規定するため流行への傾倒が特に強い。

成熟でない職業倫理は不信の源泉になる。韓国人の日本観光ブーム要因の1つが飲食店の違いだ。日本では価格帯別に期待値と水準が一致しているが、韓国では一致しないことが多い。中国の一流ホテルで便器を磨くタワシでコップを洗うことをあざ笑ったが、それが他人事ではなかった。

政治家はすべての原因を制度のせいにする。しかし、表面化した現象だけでなく、制度も私たちの自画像にすぎない。経済は圧縮成長が可能だったが慣習、意識、知力など社会化を通じて習得される構成員の「アビトゥス(habitus)」は圧縮発展にならない。どれほど安全不感症を嘆いても事故・火災が繰り返される理由がここにある。

生活していく余裕はできた韓国人に何が足りないのか。自由・権利の享受に対して責任と義務に対する熟考が浅いことを否定するのは難しい。西欧の先進国も近代の400~500年間、今の韓国のような葛藤や試行錯誤を体験した。その過程で「自分の自由」と同じくらい「他人の自由」も尊重しなければならず不信より信頼が、排斥より配慮が相互利益という事実を経験から体化したのであり、彼らが特出しているからではない。

本による間接経験だけでもすべきはずだが、昨年の韓国人の読書率は59.9%に落ちた。1年間にたった1冊だけでも読んだ成人の比率だ。北欧州を羨む前に80~90%に及ぶ彼らの読書率から見習うべきではないか。本と壁を作った先進国はない。

最近、南北単一チーム構成をめぐり2030世代(20~30代)の怒りが噴出したように、集団・国家より個人が浮び上がったことは注目すべき現象だ。集団主義の思考に慣れ親しむ以前の世代とは違う姿に小さな希望が見える。だが「個人の誕生」までは遠い。各自自己の役割を果し、集団による抑圧と誤導を拒否するのが真の自覚だ。そのような個人の省察が蓄積された時、いつのまにか先進国になっているだろう。

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