心配・期待の中できょう平昌五輪開幕…前日の3つの場面
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.09 08:07
オリンピック(五輪)開幕前日の8日、平昌(ピョンチャン)はトランプ米政権の「最大限の圧力戦略」と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長の「最高の魅力攻勢」がぶつかる政治の舞台となった。平昌五輪よりも平和または平壌(ピョンヤン)五輪が浮き彫りになる状況が続いている。五輪をきっかけに核の保有が認められる正常国家を目指す北朝鮮だが、その解決法をめぐり韓米同盟と南北関係が衝突するという懸念もある。韓半島(朝鮮半島)がどこへ向かうのか、平昌は不安と期待が交わる現場となっている。
◆軍事パレード
北朝鮮は8日午前、平壌の金日成(キム・イルソン)広場で建軍節の軍事パレードを行った。約1万3000人の兵力と「火星14」型、「火星15」型など従来の大陸間弾道ミサイル(ICBM)級ミサイルを動員した。金委員長は「侵略者らが神聖な我が祖国の尊厳と自主権を0.001ミリでも侵害したり弄ばないようにする」と演説した。北朝鮮は軍事パレードを韓国と国際社会を相手に核武力を誇示する宣伝の場として活用してきた。今回も軍事パレードを欠かさなかった。ただ、北朝鮮は軍事パレードを生中継してきた前例とは違い、録画で放送して公開の程度を調節した。