韓国検察「日程通り捜査継続」…現職法務長官、史上初めて調査受ける可能性
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.10 07:39
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が9日、チョ・グク法務部長官候補(54)の任命を裁可した中で、検察は長官任命とは関係なく捜査を継続していく方針だ。検察の捜査結果により、現職法務部長官が検察の捜査を受けるという前代未聞の事態になる可能性もある。検察の人事および予算権を管轄する法務部トップにチョ氏が就任することにより、法曹界では政府が使用可能なすべての権限を行使して検察の捜査に揺さぶりをかけるのではないかとの見通しが出ている。これに反発し、一線の検事が青瓦台(チョンワデ、大統領府)に対するいわゆる「検乱」を起こす可能性も提起される。
青瓦台が検察捜査の対象になる可能性が高いチョ氏を任命裁可したことを受け、検察内外では青瓦台および政府が使用可能なすべての権限を行使して検察を圧迫するだろうという見方が出ている。ある検察幹部は「検察捜査が進行している中で法務部長官任命を強行したのは、青瓦台が検察をおさえることができるという自信が反映されたとみられる」と分析した。