産業スパイ容疑で裁判受けた日本企業、韓国撤退を裁判所のせいに
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.17 11:43
産業スパイ容疑で裁判を受けた日本企業が韓国市場から撤退しながら司法の独立性を口実にして議論を呼んでいる。NHKは、東京に本社を置く半導体関連企業のフェローテックホールディングスが韓国での司法判断に対する懸念から韓国事業から撤退すると明らかにしたと17日に報道した。
フェローテックの子会社であるフェローテック・アドバンスト・マテリアルズ・コリアと元社員3人は韓国企業の技術を無断で持ち出した容疑で2月に検察に起訴され現在水原(スウォン)地裁平沢(ピョンテク)支院で裁判が進行中だ。
事件の発端は2015年に遡る。2008年に京畿道義王(キョンギド・ウィワン)に韓国法人を設立したフェローテックは2015年12月に韓国の半導体部品メーカーTCKの社員2人をスカウトした。続けてTCKの協力企業の現場所長兼設計チーム長1人も採用した。TCKは半導体チップ切削過程に必要なシリコンカーバイドリングのメーカーで世界市場シェア1位の企業だ。