韓経:雇用惨事を「短期バイト」で埋め合わせようとする韓国政府
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.25 10:23
韓国政府が「特段」と予告した雇用対策は結局「公共アルバイト」性格の短期雇用5万9000件を急造する臨時方便策だと明らかになった。青瓦台(チョンワデ、大統領府)による圧迫をめぐる議論まで起こった公共機関体験型インターンをはじめ、環境美化、山火事監視など労働期間2~3カ月の単純労務が新規雇用の大部分だ。韓国政府は「青年の仕事経験を蓄積し就職力を強化する」という名分を掲げているが、現実的に求職活動の時に履歴書に書くのもきまり悪い仕事だ。韓国政府が惨事水準まで悪化した雇用状況を根本的に改善させるよりは今年の雇用目標だけ満たすための「雇用粉飾」に汲々としたのではないかとの指摘が出る。
◇今年の冬だけ乗り越えよう?
企画財政部のコ・ヒョングォン第1次官は24日、「革新成長と雇用創出支援案」の説明会で、「通常12月から翌年2月まで就業者数が80万人減るという点を考慮し、恒久的な雇用ではないがオーダーメード型雇用を作った」と話した。雇用に冷たい風が吹く冬を一時的に乗り越えるための臨時方便であることを政府も認めた格好だ。