【社説】経済危機が迫っても危機意識が見えない韓国政府
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.25 09:50
雇用は誰が生み出すのか。政府が昨日発表した「最近の雇用・経済状況に基づく革新成長と雇用創出支援案」という対策を見ると、またこのように問わざるを得ない。
雇用創出の主軸は民間だ。民間企業が新しい事業や従来の事業の拡張に投資する過程で良質の安定した雇用が生じる。納税者の税金で作る一過性の短期雇用は当面の苦痛を和らげる鎮痛剤にすぎず、根本的な処方でない。
ところが政府は今回も青年・中年・高齢者のための2カ月間の短期公共職場で5万9000人を雇用することにした。政府は脆弱階層を支援する趣旨と説明するが、年末に向かうほど悪化する雇用状況を隠す粉飾用という疑心を抱かせる。