<危機の韓日関係、連続診断1>強制徴用差し押さえ財産を現金化すれば韓日関係は破綻危機(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.17 08:01
韓日関係は1965年の国交正常化以降、何度か危機を迎えながらも、これを克服して着実に発展してきた。しかし2012年から7年間、悪化の一途をたどる間、相互信頼が崩れ、お互いを無視する現象が固定化した。
これによる被害は大きい。貿易、観光への打撃は非対称的に韓国に不利だ。韓日間の安全保障協力は緊密だったが、韓国海軍駆逐艦「広開土大王(クァンゲト・デワン)」と海上自衛隊哨戒機の事件はこうした基盤を揺るがしている。
危機の原因はどこにあるのか。韓日間の経済格差が縮小し、サムスンなど韓国企業が成長しながら、日本が韓国を競争相手と考えるようになった。北東アジア勢力の転換が起きながら韓国は中国に近づき、日本との関係が悪化した側面もある。日本の保守右傾化は「失われた20年」の景気低迷以降に強まった。第1次安倍内閣のスローガンは「美しい日本」だったが、第2次安倍内閣で「強い日本」を前に出したのが象徴的だ。韓国の過度な民族主義と親日清算も原因だ。