韓国国策機関の楽観論…失われた20年の日本もそうだった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.20 07:49
韓国の経済成長率見通しをめぐり「ストックデールパラドックス」と似た現象が現れている。米国の経営思想家ジム・コリンズがベトナム戦争当時の苛酷な現実を直視し捕虜収容所で生き残った米軍将校の名前を取って作った話で、漠然とした楽観的判断の危険性を意味する。
19日に中央日報が2001年以降の韓国銀行、韓国開発研究院(KDI)、韓国経済研究院の経済成長見通し(直前年度10-12月期の予測値基準)と実際の成長率の誤差を集計した結果、韓国銀行とKDIのような国策見通し機関は低成長期に入り込んだ2011年以降から実際の成長率より楽観的な見通しを持続してきたことがわかった。
2011年以降実際の成長率に最も近接した見通しを出した機関は韓国経済研究院、KDI、韓国銀行の順だった。成長率が2010年に6.5%とピークに達した後2~3%台の低成長に陥った局面では国策機関の予測誤差がもっと大きくなる現象が頻繁だった。