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安倍氏も受けた「写真ワンカット」の屈辱 文-習の「表情戦争」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.12 10:19
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2014年11月10日、中国北京人民大会堂のある接見室。アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議を契機に中国の習近平国家主席が日本の安倍晋三首相と会談することに決めた場所だった。ところが首脳会談で起きたとは信じがたいほどの場面がここで相次いで演出された。

会場にゲストである安倍首相が先に到着したことからして変だった。中国が主催する多国間行事で行われる会談ということで、ホストである習主席が先に到着して待つことが慣例であるためだ。中国側は会場に日本の国旗も準備しなかった。

 
かなり待ってから習主席が現れると、安倍首相は明るい笑みを作って握手した。「お会いできて非常にうれしい」と言って挨拶の言葉を長々と述べた。ところが習主席は安倍首相が挨拶する間、固い表情で一貫し、通訳が発言をすべて伝える前にカメラ側に体を向けた。カメラ記者たちがシャッターを押す間、安倍首相は鼻白んだ表情で、習主席は冷たい表情で一貫し背を向けてしまった。

習主席が近隣諸国の首脳をゲストに呼んでおいてこのような「恥さらし」を与えたのには理由があった。日本の尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化措置(2012年9月)以降、日中間の歴史・領土葛藤はますます激しくなった。だが、APEC首脳会議開催を控えて中国は日本と関係改善を望み、このために異例となる4条項の合意文まで発表してひとまず葛藤にはこれ以上言及しないことにした。

外交界消息筋は「中国内では日本に譲歩したという世論が出て、これを意識した習主席が『国内政治用』としてわざと安倍首相を冷遇する姿を見せたというのが定説」と伝えた。

実際に専門家は国賓訪中を控えた文在寅(ムン・ジェイン)大統領もこのような中国の「写真ワンカット」戦略に備えなければなければならないと助言した。高高度ミサイル防衛(THAAD)体系葛藤を決着させるために、両国が10月31日に韓中関係改善に関する協議結果を発表した後、中国内からは「譲歩しすぎだ」という世論が形成されているからだ。安倍首相の「写真屈辱」が他人事ではなくなる可能性があるということだ。


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    2017.12.12 10:19
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    2014年、中国北京で開かれた日中首脳会談で、習近平国家主席は安倍晋三首相を冷遇するような演出で写真を撮った。(写真=中央フォト)
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