金正恩氏の報道官に出たロシア、米国に「北朝鮮の安全保障を」

金正恩氏の報道官に出たロシア、米国に「北朝鮮の安全保障を」

2019年05月15日17時49分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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プーチン大統領と金正恩委員長が先月、ウラジオストク極東連邦大学で首脳会談に先立ち握手をしている。(写真=中央フォト)
  米国とロシアが北朝鮮の非核化問題をめぐって異見を露呈した。14日(現地時間)、ロシア・ソチで開かれたマイク・ポンペオ国務長官とセルゲイ・ラブロフ外相間の会談でだ。今回の会談は先月、ロシア・ウラジオストクで露朝首脳会談が開かれた後実現したということから注目された。ポンペオ長官は今回の会談を機にウラジミール・プーチン大統領とも会談した。

  米露外相会談の結果はお互いの意見の隔たりを確認する一方で、お互いを尊重するということにとどまった。北朝鮮の非核化が実現されるべきだということについては米露両側いずれも合意したが「どのように」をめぐっては意見が分かれた。

  ポンペオ長官はラブロフ長官と3時間にわたって会談した後、共同記者会見でロシアも常任理事国(P5)として参加している国連安全保障理事会が主導した北朝鮮に対する制裁維持を強調した。一方、ラブロフ長官は北朝鮮の体制安全保障問題を取り上げた。ラブロフ長官は「北朝鮮の指導部が非核化に相応する、自国に対する一定の安全保障を期待していることを強調した」として「われわれは非核化が韓半島(朝鮮半島)全体に拡大する必要があるということも強調した」と明らかにした。だが、ポンペオ長官は「北朝鮮に対する最終的かつ完全に検証された非核化(FFVD)が実現されるまでわれわれが国連制裁の完全な履行を維持する必要があるという点を強調した」と明らかにした。米国は完全な非核化の時まで制裁維持を明確にしたが、ロシアは北朝鮮の非核化措置に合わせて体制保障を要求したことになる。特に、ラブロフ長官が言及した韓半島(朝鮮半島)全体の非核化は今後米国の韓半島の核傘提供の中断まで含む概念と見られる。

  先月、露朝首脳会談で金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長はプーチン大統領に米国側に自身(金委員長)の立場、韓半島とその周辺で起きている過程を知らせてほしいと要請した。プーチン大統領が首脳会談直後、単独記者会見で直接明らかにした内容だ。ラブロフ長官の記者会見の内容を見ると、ロシアはその間北朝鮮が要求してきた体制保障と韓半島全体非核化の立場を米国に忠実に伝えたことになる。

  中国は現在、米国と貿易戦争を繰り広げており、北朝鮮問題で米国と対立するほど余裕がある状況ではないとの分析が多い。この機に乗じてロシアが北朝鮮懸案で存在感を表わすもようになっている。ラブロフ長官はこの日、記者会見で「プーチン大統領がドナルド・トランプ大統領に(3日電話会談で露朝)首脳会談について説明した」として「われわれはワシントンと平壌(ピョンヤン)間対話を促進している」と述べた。米朝間仲裁者の役割を果たしているということだ。
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