【社説】税収が減少しても財政支出を増やすのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.12 14:56
文在寅(ムン・ジェイン)政権が税収減少に直面した。企画財政部が昨日出した月間財政動向6月号によると、今年1-4月の国税収入は109兆4000億ウォン(約10兆円)と、前年同期に比べ5000億ウォン減少した。現政権に入って予備妥当性の免除、雇用安定資金、福祉手当などの政策ばかり出して天文学的な資金が投入されたため、「5000億ウォン程度なら」と思うかもしれない。しかし大きな誤算だ。健全な財政という堤防に亀裂が入り始めた可能性があるからだ。
そのような可能性は税収目標に対する税収進度率で判断できる。今年1-4月の税収進度率は前年同期(41.0%)に比べ3.9%ポイント低い37.1%だった。景気が急速に下降し、税収が減っているという傍証だ。景気が活発になってこそ企業と家計に資金が流れ、投資と消費が増え、税収も増えるが、今の韓国経済は沈滞する雰囲気だ。