【ニュース分析】貿易戦争・セルコリア・実績悪化…揺れる韓国株価
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.15 08:51
米国と中国の貿易戦争の余波で韓国株式市場も連日、大きく動いている。KOSPI(韓国総合株価指数)は今月に入って120ポイント以上も値下がりした。14日の取引時間中、一時は2060を割った。結局、小幅上昇で取引を終えたが、一日中、不安定な値動きが続いた。
外国人は9日からの4営業日で9500億ウォン(約877億円)以上の株を売った。国内株式市場を代表するサムスン電子は1-3月期の営業利益(連結財務諸表基準)が1年前に比べて60%以上も減少した。米中貿易戦争、外国人売り、上場企業の業績悪化など国内株式市場をめぐる3大変数を点検した。
貿易戦争は米国の先制攻撃に中国が反撃に出る様相だ。すでに関税引き上げ方針を発表した両国は交渉の余地を残しているが、時間は多くない。中国が報復措置を取ったという情報に13日(現地時間)の米ニューヨーク株式市場は敏感に反応した。ダウ指数は2%以上、ナスダック指数は3%以上も下落した。専門家らは世界金融市場が貿易交渉の経過によって不安定な動きを見せるという見方を示した。