韓経:【コラム】権力が何だって…経済の生命である統計まで操作するのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.18 11:31
経済学は「常識(コモン・センス)」だ。だが最近になり常識を超越することがしばしば発生している。最も懸念されるのは各国の最高権力者が統計を操作するケースだ。「権力が何だって経済の生命である統計まで操作するのか」という懸念が出るほど深刻だ。
「統計汚名国」のレッテルが貼られた中国は国際社会で長く統計操作疑惑を受けてきた。習近平政権になってからは米国との貿易摩擦でもうひとつの口実になるほどに深刻だった。すべての統計を国家統計局が独占発表する上に地方政府の官僚任命時期と重なる時は水増しして発表される統計が多いためだ。
「統計科学国」である米国はトランプ大統領個人レベルの統計操作論争が起きている。就任後の自身の経済成果を誇示するために各種統計を水増しして引用してきた。2020年の大統領選挙を控えて国境の壁建設予算を確保するために歪曲された統計を掲げて危機を作り「国家非常事態宣言」の根拠資料としている。