現代車「パリセード」、労使問題で追加増産できず納車8カ月待ち(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.14 10:49
柔軟でない生産構造も影響している。現代自動車団体協約は生産台数配分など組合員の雇用に影響を及ぼす事項を労使が共同で審議・議決すると規定している。
追加増産が必要だが、労使の歩調が合わない。現代車使用者側は「最近蔚山(ウルサン)第2工場でもパリセードを共同生産することを労働組合に提案した」と主張する。現在、パリセードは「スターレックス」や「ポーター」と共に蔚山第4工場だけで生産している。ところが現代車蔚山第4工場労働組合の代議員がこれに同意していないという。蔚山第4工場だけでパリセードを生産すれば、今後、第4工場勤労者の残業・特別勤務が保障されるからだ。残業・特別勤務をするほど賃金も多く受けることができる。しかし蔚山第2工場との共同生産を受け入れる場合、後に物量が減少すれば追加の賃金保障機会を逃しかねない。