世界初の韓国の技術、欧州・中国にも輸出したが、韓国では…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.19 13:35
2015年2月、仁川(インチョン)の永宗(ヨンジョン)大橋で106台の追突事故が発生した。濃霧のため可視距離が短くなった車が前の車に突っ込み、約120人の死傷者が発生した。この事故をきっかけに永宗大橋にはレーダーセンサーを通じて車の事故など突発状況をリアルタイムで感知する「突発状況レーダー検知システム(スマートIDS)」が導入された。中堅ソフトウェア会社メタビルドが10年間に約60億ウォン(約6億円)を投入して世界で初めて開発した。
同社のチョ・プンヨン代表(58)は18日、中央日報に対し「交通事故や災難を予防できる安全関連技術」とし「欧州と中国にも輸出した」と紹介した。しかしチョ代表の新技術自慢は「クモの巣のような細かな規制」に対する糾弾に変わった。世界で初めて開発したこの新技術さえも規制に阻まれ、トンネルや地下車道には適用されていない。昨年から韓国SW・ICT総連合会常任議長を務めているチョ代表は「レーダー検知システムは一つの事例にすぎず、このようなケースは少なくない」とし「後輩に事業をしやすい環境を譲り渡すためにも苦言を呈する必要がある」と声を高めた。以下は一問一答。