【コラム】決心がなければローマ法王を平壌に招待するな(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.22 13:39
朝鮮が眠っていた1569年、ポルトガルのイエズス会の宣教師による布教を許し、鳥銃の伝授を受けた織田信長の判断がもたらした結果だった。このように平壌とカトリックの最初の縁は悪縁だった。偶然にもフランシスコ法王は小西と根が同じイエズス会出身だ。フランシスコ法王が平壌行きに意欲を見せるのは、正常国として国際社会に出てこようとする金正恩委員長には間違いなくプラスだ。正義と平和を強調する法王が韓半島に来れば、非核化の厳格な条件を前に出す参謀に囲まれたトランプ大統領にも活路となるだろう。
法王は祖国アルゼンチンの独裁と貧困・売春に対抗した強靭な人物だが、寛容と柔軟性を見せる。彼は未婚の母が産んだ子に洗礼をしない神父を偽善者だと非難した。法王は「涙は我々にイエスを見る目を開いてくれる」といった。文大統領はキリスト教を国際化させた使徒パウロを助けたテモテをクリスチャンネームに持つ。文大統領は改革的な法王の北朝鮮正常化努力を助ける21世紀のテモテになれるのだろうか。