韓経:低運賃と原油高で縮小するシェア…韓国海運業界「苦難の航海」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.23 10:45
資産規模基準財界3位のSKグループの海運系列会社であるSK海運は最近合併説と売却説に苦しめられている。昨年財務構造改善に向け物的分割をしたが業績回復速度が予想値を下回っているためだ。海運運賃は年間で物流量が最も多い繁忙期の7-9月期を迎え「瞬間的に」上昇中だが安心するには早いという指摘が出る。毎週1度発表されるコンテナ運賃指数の上海コンテナ運賃指数(SCFI)が17日に891.83で7月20日の793.76以降上昇してはいるが今年の平均値は790.90で依然として昨年より37.7%低い水準だ。
国際原油価格上昇も海運業界を緊張させる要因に挙げられる。船舶に主に使われるC重油価格は今月1トン当たり450ドルで1-3月期の370ドルより21.6%上昇した。海運業は燃料費が原価で占める割合が20%に達する。今後がもっと心配だ。米投資銀行のモルガン・スタンレーは、「供給不足などにより来年に国際原油価格(ブレント原油基準)は1バレル当たり100ドルで現在より30ドルほど上がるだろう」と予想する。