ソウルのタクシー、料金値上げで最長8カ月乗客減少も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.17 10:56
タクシー業界は料金が引き上げられると通常最小3カ月は乗客が減少するとみる。今回の引き上げは乗客の増減にどのような影響を及ぼすだろうか。ソウル市が直近で料金を引き上げたのは2013年11月だ。料金引き上げ前後である10~11月の法人タクシー2万2000台の月別1日平均決済件数は10月の67万8000件から11月は67万4000件に減った。これに対し1日平均決済金額は10月の46億6200万ウォンから11月は49億400万ウォンに増えた。ソウルタクシー情報システム(STIS)の集計結果だ。乗客は減ったが収入は増加したのだ。
だがこの決済件数減少の原因が料金引き上げにだけあるかははっきりしない。ソウル市タクシー物流課のチ・ウソン課長は、「料金引き上げにともなう乗客と収入の増減を正確に算出するためには前年同月と比較しなければならない。季節要因のような変数があるためだ」と話す。「しかしSTISがタクシーメーターと連動されたのが法人タクシーは2013年、個人タクシーは2014年だ。以前の数値がないため引き上げにともなう乗客と収入の増減に対する正確な調査結果が現在はない」とした。ソウル市は今回の料金引き上げによる乗客数と収入変化などを算出して発表する予定だ。チ課長は「今回の引き上げは初めてタクシー料金引き上げの需要弾力を正確に調べることができる機会だ」と話した。