溢れるジャンルものに疲弊したか…再び人気浮上中のロマンス時代劇=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.05 13:27
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水木ドラマ首位を走っているMBC『新米史官ク・ヘリョン』。シン・セギョンが朝鮮初の女性史官役を務める。[写真 MBC]
「ジャンルもの」はどこまで行くのか。最近放送中のテレビドラマを見ると思うことだ。tvN『シグナル』(2016)と『秘密の森~深い闇の向こうに~』(2017)の相次ぐ成功の後、刑事や検事、あるいは弁護士が1人も出てこないドラマを見つけるのは難しいほどジャンルものが氾濫しているからだ。先月17日、一斉に幕を上げた水木ドラマ4作のうち3作がジャンルものを標榜するほどだ。数年前までは少数マニア層のためのジャンルとされ、地上波プライムタイムの敷居を超えられなかったのとは全く違った状況だ。
SBS(ソウル放送)『ドクター探偵』とOCN『ミスター期間制』は素材で差別化を図った。『ドクター探偵』は産業災害の実態を告発するために医師(パク・ジニ、ポン・テギュ扮)が集まった未確定疾患センター(UDC)を設立し、『ミスター期間制』は俗物弁護士(ユン・ギュンサン)が名門高校で行われた殺人事件の真相を暴くために期間制(臨時)教師になって潜入する。事件が起こる背景を作業現場や学校に変え、既存のジャンルものとはアプローチが異なる。