【中央時評】韓銀はどんな中央銀行でありたいのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.19 16:20
何かに手をつけずそのままにしておくのにも大きな決心が必要な時がある。昨日の韓国銀行(韓銀)金融通貨委員会がそうだったはずだ。首相と住宅価格の責任を負う長官が政策金利引き上げ方向に圧力を加えた状況だった。もちろん金融通貨委員会の決定が100%正しいという保証はない。金利政策に対する評価は長い時間が過ぎてこそ可能だ。当面の混乱局面では正しくないロジックに流されないことが重要となる。自信のない態度でまずいと思いながらずるずると押し流されて出す決定が最悪だ。
通常、どの政府も金利を引き下げて十分な資金を供給することを望むが、中央銀行は逆に見たりする。韓国もそうだった。しかし今は180度変わった。景気低迷が深刻だとして次々と補正予算を編成していた政府の閣僚が金利引き上げを、韓銀が据え置き論を展開する。この構図、あまりにも見慣れなず、ぎこちない。政府の金融緩和圧力に対抗してきた他国の中央銀行が見れば何というだろうか。