韓国、日本に続き世界2番目ウナギ完全養殖に成功(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.22 10:27
絶え間ない試行錯誤の末に彼は、たんぱく質が豊富なサメの卵をさまざまな栄養分と混ぜて仔魚の飼料を作ることに成功した。ミョン・ジョンイン国立水産科学院養殖管理課長は「ウナギの仔魚に自然状態と類似したエサを与えることが核心」としながら「最初は原材料の購入も容易ではなかったが、数百回の失敗を繰り返した末に飼料開発に成功した」と話した。
養殖過程で最も難しい段階と呼ばれる変態過程も、ある日本人の助けがあって可能だった。日本政府の牽制が激しくなった2012年、国立水産科学院は日本人のウナギ養殖の大家を釜山に苦労して招いた。
彼は10匹余りの仔魚のうちの3匹だけを選んで「エサを与えないように」と助言した。すると3匹のうち2匹で体の組織と機能が変わる変態が起きた。韓国の研究陣は2匹の過去の成長記録を隅々まで探して変態を可能にする環境条件を探し出した。