【コラム】「青瓦台をどこと思っているのか」(2)

【コラム】「青瓦台をどこと思っているのか」(2)

2019年03月14日11時30分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  李鍾杰は最高委員時代の2012年8月、ツイッターで「彼ら(セヌリ党)の主は朴槿恵議員だが、彼女は剣幕で…」とコメントして物議をかもした。当時、李鍾杰はセヌリ党だけでなく党担当女性記者をはじめとする女性界の十字砲火を浴びた。李鍾杰が会議に出席するたびに叩かれると、当時の李海チャン(イ・ヘチャン)代表は「このままでは党が傷つく。海外に身を避けるべき」と命じた。李鍾杰が「行くところがない」と言うと、李海チャンは自分の役割だったドイツ同胞社会訪問を譲った。李鍾杰は10日以上もドイツに滞在した。しかし朴槿恵はそれだけでは気が済まなかった。大統領になってからも「あの女」発言を胸に刻み、李鍾杰を青瓦台に招いた席で「とどめ」を刺したのだ。李鍾杰の発言は明らかに問題があったが、3年前のことを持ち出して野党院内代表を叩く朴槿恵の行動は度が過ぎるものであり偏狭だった。

  政権が交代した今も攻守が入れ代わっただけで同じことが再現されている。野党・自由韓国党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表が一昨日、交渉団体代表演説で「もう大韓民国の大統領が金正恩(キム・ジョンウン)委員長の首席報道官という恥ずかしい話を聞かないようにしてほしい」と発言すると、共に民主党の李海チャン代表は「国家元首冒とく罪」として羅卿ウォンを倫理委に回付すると主張した。しかし国家元首冒とく罪という『罪』は維新時代にもなかった。『国家冒とく罪』が1975年に作られたことはある。海外で朴正熙(パク・ジョンヒ)大統領を批判する人を処罰する法だった。李海チャンをはじめとする民主党の人たちはこの法を独裁悪法として闘争した末、88年に廃止を勝ち取った。30年前に自分たちがなくした悪法を自分たちの大統領を守ろうと墓から掘り出して復活させたようなものだ。「私たちは善、お前たちは悪」という二分法の典型だ。金大中(キム・デジュン)大統領時代のの青瓦台で民情首席秘書官と政策企画首席秘書官を務めた金聖在(キム・ソンジェ)金大中アカデミー院長さえも「与党が過去に弾圧を受けた枠(国家冒とく罪)をまた使うのは間違っている」と述べた。

  野党院内代表の演説を青瓦台が直接批判したのも同じだ。国会のことは与党に任せるのが常識だ。大統領の海外訪問中に青瓦台補佐陣が「オーバー」な行動をしたのではと懸念される。与党指導部は怒りを抑えて党内外から出ている忠告に耳を傾けることを望む。

  カン・チャンホ/論説委員

【コラム】「青瓦台をどこと思っているのか」(1)

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