北朝鮮軍「撃て…避けろ…ひどくやられている」…その後は沈黙
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.26 10:15
北朝鮮軍による延坪島(ヨンピョンド)海岸砲攻撃の翌日の24日、金泰栄(キム・テヨン)国防部長官は国会国防委で「北朝鮮も韓国軍の集中射撃で相当な被害を受けたと予想している」と報告した。しかし具体的にどんな人命・打撃被害が出ているかは把握していない、というのが軍情報関係者の話だ。
北朝鮮の被害状況を確認するには偵察衛星や航空偵察による写真分析が必要だ。しかし23日以降、韓国が対応射撃をした北朝鮮の康リョン(カンリョン)半島地域の上空には雲がかかり、把握が難しかったという。
北朝鮮は延坪島に対する砲撃を行う過程で、「撃て」「避けろ」などの命令を繰り返しながら組織的に動いていたという。また韓国軍がK-9自走砲で対応射撃を加えた時は「ひどくやられている。被害が大きい」と上部に報告する北朝鮮茂島(ムド)基地の通信内容も韓国側がとらえた。しかし砲声が止まった後は、保安維持のため一切の有無線連絡を中断する「通信沈黙」(radio silence time)状況に入ったというのが関係者の話だ。