【グローバルアイ】言いようで変わる韓日関係
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.15 07:32
日本人の知人から安倍晋三首相の「毛頭」発言にまつわる話を聞いた。問題の発言は2016年10月の衆議院予算委であった。「慰安婦合意に加えて元慰安婦に謝罪の手紙を送るつもりはあるのか」という質問に、安倍首相は「毛頭考えていない」と答えた。この発言は慰安婦合意に対する韓国内の好感度を大きく落とした。2015年末の合意後、世論はさらに冷え込んだ。
知人の説明はこうだった。外務省が作成した「模範答案」は「(謝罪の手紙は)考えていない」だった。それを安倍首相が「毛頭ない」に言い換えたのだ。「考えていない」だけでも腹立たしいのに「毛頭ない」というのは、韓国人には言語テロと変わらなかった。右翼の点数は稼いだかもしれないが、外交的には0点の語彙選択だった。