韓経:【コラム】チョン・ジュニョン事態で明るみになった韓国芸能産業の素顔
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.14 09:52
「V.Iとチョン・ジュニョン・ゲート」が韓国芸能界を強打している。性暴行動画の出処であるクラブ「バーニング・サン」を運営してきたアイドルグループBIGBANG(ビッグバン)のV.I(ヴィアイ、本名イ・スンヒョン、29)を警察が性売買あっ旋容疑で今月8日に立件したことに続き、V.Iが参加していたグループチャットルームに違法撮影(盗撮)動画を流布させた容疑で歌手チョン・ジュニョン(30)を性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反容疑で立件した。チョン・ジュニョンは13日深夜に謝罪文を出して「私はすべての罪を認める」とし「同意を受けないまま女性を撮影してこれをSNSのチャットルームに流布し、そのような行為をしながらも大きな罪悪感を感じないで行動した」と明らかにした。
V.Iとチョン・ジュニョンは芸能界引退を宣言し、所属事務所であるYGエンターテインメントとMAKEUS(メイクアス)エンターテインメントは彼らとの契約解約を発表した。動画に関連しているとうわさになった芸能人の所属事務所は相次いで反論声明を出し、他の芸能企画事務所ももしかして火の粉が飛んでくるのではないかと戦々恐々としている。
今回の事件は韓国芸能産業の現住所と素顔をそのまま見せている。一種の「芸能権力」が過度に肥大化し、副作用が出たという分析だ。V.Iが所属していたBIGBANGは最高の人気を誇るアイドルグループだが、過去13年間、さまざまな事件・事故に巻き込まれてきた。G-DRAGON(ジードラゴン)とT.O.P(トップ)が大麻吸引容疑で物議をかもし、同じ所属事務所のガールズグループ2NE1(トゥエニィワン)のパク・ボムは「アンフェタミン」82錠を密輸入した容疑で検察の取り調べを受けた。しかし彼らは自粛せずに芸能活動を再開した。