【社説】ルノーサムスン労働組合員の「スト抗命」の意味=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.06.08 13:12
労働組合が全面ストライキを宣言したルノーサムスンで異変が起こった。スト宣言(5日)以降の最初の勤務日となった昨日、組合員の66%が執行部の指針を拒否して出勤した。一部の生産支障は避けられないが、工場稼働自体には無理がなかった。自動車業界の労使紛糾史に残るほどのことだ。
ルノーサムスンは昨年6月から難しい状況が続いてきた。最近まで62回の部分ストがあり、1万4300台分の生産に支障をきたし、2800億ウォン(約256億円)の損失が発生した。先月ようやく暫定合意案が出てきたが、組合員全体の賛否投票で否決され、結局、会社創業後初めての全面ストにつながった。