「北ミサイル、米軍の防衛システムを圧倒」…米・韓国防衛相の主張と真っ向対立
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.03 11:39
米情報当局が、最近北朝鮮が試験発射した新型ミサイルが地域米軍のミサイル防衛(MD)システムを圧倒するものと結論を下したとニューヨークタイムズが2日に報道した。国防部の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)長官と韓国軍当局が「PAC-2(パトリオット)で十分に迎撃可能だ」と主張したのと真っ向から食い違うもので議論が予想される。
ニューヨークタイムズはこの日「トランプ大統領は金正恩(キム・ジョンウン)がとても一般的なミサイルをテストしたとして意味を縮小したが、米情報機関関係者と外部専門家らは大きく異なる結論に至った。大きな射程距離と回避機動能力はこの地域の米軍防衛を圧倒できる」と伝えた。
同紙によると、北朝鮮は5月以降少なくとも9回18発の試験発射で最小3種の新型ミサイルをテストした。北朝鮮版イスカンデルと呼ばれるKN-23新型短距離弾道ミサイルと北朝鮮ATACMS(陸軍戦術地対地ミサイル)、超大口径放射砲を意味する。これらはいずれも固体燃料ミサイルで、山岳地形に隠しやすく、移動式発射により米国が対応する前に速やかに発射できるようになったと同紙は伝えた。