【コラム】トランプと金正恩談判、面の皮の厚さの競争力(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.14 09:03
米国はダナンを望んだ。ここは観光・産業都市だ。ベトナムの経済発展契機は米国との和解・修交だ。トランプはそのような転換の歴史性を浮き彫りにしようとする。彼はバラ色未来を投射する。「金正恩リーダーシップの下、北朝鮮はすごい経済強国(economic powerhouse)になれる。北朝鮮は経済ロケット!」。だが、北朝鮮の第一関心事は違う。
北朝鮮のロールモデルはパキスタンだ。それは核保有国として経済開発を推し進めることだ。パキスタンは米国の経済制裁と解除・支援を経験した。北朝鮮は言語を分けてイシューも分ける(サラミ)。無理難題をもちかけ強く言い張る(崖っぷち)。核は複雑で頭が痛い。核物質・核弾頭、短・中・長距離ミサイル、核の凍結・廃棄・申告・検証。その世界は北朝鮮の交渉体質と親和性が高い。完全な核廃棄は長くかかり難しい。