【コラム】トランプと金正恩談判、面の皮の厚さの競争力(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.14 09:02
トランプは白々しい。彼は2回目の米朝首脳会談(2月27~28日)を予告した。「望むらくは、初めての首脳会談のようにわれわれは2回目の首脳会談も上手くやりとげることだ」。そのような勢いはトランプらしい。だが、1回目のシンガポール会談は間違っていた。
オルブライト元米国国務長官の判定は鮮明だ。「(1次回目の会談は)トランプと金正恩(キム・ジョンウン)の『ウィン・ウィン(win-win)』ではなく『金正恩ウィン』だ」(4日、米メディア「サロン」のインタビュー)。オルブライトは2000年、平壌(ピョンヤン)で金正日(キム・ジョンイル)と会談した。そのような判定負けの見解は圧倒的だ。
トランプ大統領は怒鳴ってしまう。彼のツイッターはその道具だ。「金委員長と会って平和の大義(cause)を進展させることができることを期待する!」。「大義」の言語色感は好奇心だ。観客は感興をそれほどそそられない。1回目の時とは異なる状況だ。2回目のハノイ会談をめぐり悲観論が強い。ロムニー(2012年共和党大統領選候補)上院議員は冷笑的だ。「希望は大きいが特別な期待はない」。トランプの北朝鮮非核化戦略に対する不信は隅々にまで広まっている。