韓国、求職断念60万人で過去最多…製造業の就職17万人減少
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.14 08:14
従業員を雇用した自営業者がこの2カ月連続で減少したことがわかった。文在寅(ムン・ジェイン)政権は月給を払わなければならない従業員を置く自営業者が昨年1月から9月まで連続で増えた点を挙げ急激な最低賃金引き上げは雇用減少に影響を与えなかったと反論してきた。だが昨年12月から2カ月連続でこれら自営業者が減り始め、最低賃金引き上げにより自営業崩壊の兆しが現れたとの分析が出ている。
統計庁が13日に発表した「1月の雇用動向」によると、先月従業員がいる自営業者は161万4000人と調査された。前年同月比4万9000人(2.9%)減った。減少幅は従業員を雇用していない自営業者(1万2000人、0.3%)、無給家族従事者(1万2000人、1.3%)よりも大きかった。従業員がいる自営業者は昨年12月にも2万6000人減った。2017年と2018年の同じ時期には増加を示したが最近になり減少幅が目立つようになった。自営業者の中でも従業員を雇用していない場合より比較的状況の良い人たちすらも就業者が減少し始め自営業全般に危機が拡散するのではないかとの懸念が出ている。統計庁のチョン・ドンウク雇用統計課長は「従業員がいる自営業者は主に卸小売・宿泊・飲食業に布陣しているが、これらの業種で就業者が減少した影響があった」と説明した。
最低賃金引き上げが雇用減少に影響を与えた痕跡は産業別・職業別の就業者動向にも現れた。最低賃金を受ける労働者が比較的多い製造業、卸小売業、宿泊・飲食業、事業施設管理業などすべてで就業者が減った。職業別でも単純労務従事者が11万8000人(3.6%)、装置・機械操作と組み立て従事者が18万4000人(5.8%)がそれぞれ減少した。