【社説】一段落したイエメン難民事態…韓国社会の成熟の契機にすべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.18 14:20
済州道(チェジュド)で難民地位認定を要請したイエメン人のうち339人が人道的滞留許可を得た。これに先立ち、23人が同じ資格をすでに取得し、34人は滞留不可判定を、85人は決定保留処分を受けた。これで春に大勢入国したイエメン人480人に対する難民審査が一段落した。
人道的滞留許可は1年間国内滞在を許した措置だ。滞在地は全国どこでも選択が可能だ。済州出入国・外国人庁のこの決定に国内世論は賛否が分かれている。滞留許可がもたらす危険性を無視して寛大すぎる決定を下したという批判と、苦境に立たされた人々を相手にその場凌ぎの処方を出したという指摘が同時に提起されている。審査が法に則って充実に行われたかを確かめる前に、各自の立場によって性急に判断するのは望ましくない。