米陸軍の海外駐屯地の中で最大と言われる「キャンプ・ハンフリーズ」の姿は?=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.12 17:56
11日、韓国メディアに公開した京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)の米軍基地である「キャンプ・ハンフリーズ」は「平沢ギャリソン(Garrison)」とも呼ばれる。ギャリソンとは規模が大きい米陸軍駐屯地を意味する。トーマス・バンダル米8軍司令官はここを「海外駐留米陸軍基地の中で最大規模」と明らかにした。キャンプ・ハンフリーズを見ると、「最大」という表現に実感できた。キャンプ・ハンフリーズの面積は汝矣島(ヨイド)の5.5倍である1467万7000平方メートルだ。基地の周りは18.5キロメートル。車で見回すのに45分がかかるという。もちろん、領内の規定速度である時速40キロメートル基準だ。
キャンプ・ハンフリーズは本来、在韓米軍のヘリコプター部隊である第2戦闘航空旅団が駐留しているところだった。この日も戦闘ヘリコプターAH-64アパッチ・ロングボウとCH-47チーヌク輸送ヘリコプター、UH-60ブラックホークなどが2キロメートルの長さの滑走路で絶えず離着陸していた。航空機で北朝鮮を偵察して通信を盗聴する第501軍事情報旅団の第3軍事情報大隊もここが駐屯地だ。2003年当時、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領と米国のジョージ・ブッシュ元大統領は全国の173の駐韓米軍基地と施設を統廃合することで合意した。
これを受け、キャンプ・ハンフリーズにはソウル龍山(ヨンサン)の在韓米軍司令部と8軍司令部、議政府(ウィジョンブ)・東豆川(トンドゥチョン)の第2歩兵士団などが移転する。先月を基準に平沢基地の工程率は94%だった。在韓米軍司令部は今年にも移され、2師団は来年まで移転が完了する。在韓米軍の主力がほぼキャンプ・ハンフリーズに移されるが、例外がある。第210野戦砲兵旅団は「キャンプ・ケイシー(東豆川)」に残る。この部隊は多連装ロケット砲(MLRS)と戦術地対地ミサイル(ATACMS)などを保有している。彼らは北朝鮮の長射程砲に対抗する対火力戦の核心戦力だ。韓米は韓国軍の能力が備えられる時までこの部隊を残ることにした。また、韓米連合司令部の少数人員は韓国合同参謀本部と協力をするために龍山に残留する。