怒りを抑えられない韓国社会…なぜ?(下)(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.11.25 16:36
もっと大きな問題は、攻撃的な怒りに露出され続けた人はその性向に近づいていくという点だ。 ユンさんは「顧客に苦しめられた日には、家に帰ってから自分も知らずに子どもに怒鳴っていたりする」と語った。
13歳のウンギョンさん(仮名、京畿道水原市)もこうしたケースだ。 児童保護施設のカウンセラーがウンギョンさんの事情を聞いて家庭を訪問した際、ウンギョンさんは自分に怒鳴ってくる母に対抗して同じように大声をあげ、物を投げつけていた。
家庭内暴力を振るう人たちは怒りを調節できず、攻撃的にこれを表出するという点で、より大きな犯罪を起こす可能性がある。 このため、こうした家庭に対して地域社会が積極的に介入すべきだという意見もある。