文大統領「チョ・グク家族論争越えて不公正大学入試見直し」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.02 10:34
◆証人のいない聴聞会は野党が拒否
ひとまず民主党がその気になれば法司委は開くことができる。韓国党所属の余尚奎(ヨ・サンギュ)国会法司委員長は「一定数以上の議員が会議を開こうといえば開議はできる。しかし、会議を継続するかどうかは話を聞いてみて判断しなければならない」とした。話を聞いてみたものの、これといった進展がなければ早期に会議を解散させることができるというニュアンスだった。
このように9月2~3日の聴聞会が開かれない危機に面することになったのは証人問題のためだ。今の状況で与野党がもともと合意していた2~3日の聴聞会を開く場合、事実上、「証人のいない聴聞会」になる可能性が高い。民主党は1日からチョ氏の弟は当日証人として呼ぶことができるという方向に後退した。当初は家族証人は呼ぶことができないという立場だった。だが、韓国党と正しい未来党は受け入れられないという立場だ。両党は▼家族(夫人やその兄弟など)が全額出資した私募ファンド▼熊東(ウンドン)学院債権の家族間(母親-弟-弟の元妻など)訴訟疑惑▼娘の入試および奨学金関連の疑惑--などを聞くには家族、特に夫人が証人として出てこなくてはならないと求めている。両者が「夫人は必ず」「弟まで」というこれまでの立場を繰り返せば、2日の国会法司委で突破口を見つけるのは難しくなるだろうという分析だ。