【反論寄稿】「善と悪」、歴史対話を妨げる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.29 15:13
中央日報5月20日付のキム・ジン論説委員の記名コラムに関し、日本内で提起された批判を真摯かつ重く受け止め、 在韓日本大使館公報文化院の道上尚史院長による寄稿文を掲載します。(編集者)
隣国間で感情の摩擦が多い根本原因は、「自分は相手をよく知っている」との錯覚にあると思う。これだけ情報の多い時代でも、実は基礎的なことを互いに知らない。断片的な話なら沢山知っているので、隣国を「よく知っている」と思いこみやすい。
ソウルのわが日本文化院を訪れた方が「日本に文化があるとは知らなかった。こんなにすばらしいとは。次は家族を連れてくる」と言った。東京の韓国文化院でも同じ現象がある。「隣国にすばらしい文化がある」ことさえ知らない人がいるのが現実だ。