【時論】南方を考えて、視線を転じ、進むべき時代だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.09 13:43
世界が急変している。国際的価値と秩序を主導してきた米国が自国中心主義の政策を次々と打ち出しながらその余波が地球村に広がっている。フランシス・フクヤマが1992年に『歴史の終わり』を通じて、冷戦終息後は世界が民主主義と市場経済に収束される退屈な歴史が続くだろうと予想して27年が過ぎた。ところがむしろいま民主主義の価値と同盟に基盤を置く外交、自由貿易主義が大きく挑戦を受けている様相だ。
従来のどのような秩序も飲み込んでしまいそうな文明史的変化の波の前で大韓民国の外交も分岐点に立っている。韓国が米国・中国・日本・ロシアなど主な強大国との関係でも、根本的ではなくても相当な見直しを迫られるかもしれない兆しを私たちは目撃している。