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<米朝首脳会談>金正恩氏、なぜ中国国際航空を使ったのか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.11 08:59
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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が10日に米朝首脳会談のためにシンガポールを訪問するために使った飛行機は自身の専用機「チャムメ1号」ではなく中国民航機である中国国際航空(エアチャイナ、CA)旅客機だった。

これをめぐり、▼北朝鮮が「最高尊厳」である金委員長が外国航空機を借りて乗るという体面汚しと▼外国機を使った場合に盗聴の懸念--があったにもかかわらず金委員長の安全を最優先的に考えたという分析がある。中国はこの日、ボーイング747-400機(B-2447)1機を出した。普段、CAが旅客機として使い、習近平国家主席が専用機として使っている2機の一つだ。

 
中国はこのため先月から該当機種の運航を中断して改造した後、今月8日に北京-平壌(ピョンヤン)路線に投じて試験運航を経た。

金委員長が専用機として使っている「チャムメ1号」の運航距離は、仕様上9200キロメートルだ。また、2000年代初期に導入したツポレフ(TU-204-300)旅客機(ボーイング737級)も保有している。TU-204の運航距離は6500キロで、平壌~シンガポール距離(4800キロ)の1.5倍を出すことができる。2016年までシンガポールと国境を接するマレーシア・クアラルンプールまで直航便を飛ばしていた。理論的には、一部から提起されている「航空安全上、直航は難しい」という指摘は事実とは異なる可能性が高い。

このため、北朝鮮が中国の大型航空機を動員した背景に注目が集まっている。北朝鮮と中国は先月から習主席がチャーター機で使う航空機の提供に関する問題について協議してきたという。チャムメ1号にはシンガポールまで運航できる能力が備わっているが、より安全な方法を取ろうとする次元だという声もある。

匿名を求めた政府当局者は「航空機は飛行時間によって部品を交替するため、運航には支障がない」としながら「それでも国際社会の制裁を受ける状況で、中国機がより安全だという判断を下したかもしれない」と話した。北朝鮮が「最高尊厳」の安全を最も優先視している上、金委員長の初めての西側社会への登場ということで、より安全な方法を選んだということだ。

チャムメ1号は130人余りを搭乗させることができるが、専用機に改造して搭乗人員は3分の1水準に減った。このため公式随行員と警護員、警護装備を乗せるには不十分でもある。

トランプ大統領との「正面対決」を控えた心理戦で押されまいとする次元だとする見方もある。各国専用機は国力を象徴し、自尊心とまで見なされることがある。トランプ大統領はエアフォースワンと呼ばれる米空軍1号機を利用している。先端通信および防護装備を備えた2機の航空機が飛ぶ。反面、金委員長が見劣りするチャムメに乗って登場すれば、一歩出遅れることになる。実際、チャムメ1号には会談支援人材と通信技術陣らが搭乗し、金委員長よりも3時間程度前に到着した貨物機〔IL(イリューシン)-76〕には金委員長の専用防弾車と専用トイレが輸送された可能性がある。

外交儀典を担当したことのある元当局者は「形式が内容を支配するというように、外交で儀典は内容と同じくらい重要だ」とし「重大な交渉の場に、小型中古自動車に乗って登場するのとレンタカーでも大型乗用車の後部座席から降りるのとでは心構えが違わないだろうか」と比喩した。萎縮したり臆したりしないための次元である可能性があるということだ。

ここに、韓半島(朝鮮半島)問題に何らかの形で役割を果たそうとする中国の「計算」もはたらいたものとみられる。中国は今回の米朝会談交渉過程で、停戦協定当事国としての役割を強調してきた。このため自分たちが直接会談場に出ていかなくても、友好国である北朝鮮に習主席の専用機を出したということは、北朝鮮に対する中国の存在感と役割を誇示することができたことになる。

ただし、北朝鮮が金委員長の命を中国の操縦士に任せることはできないと主張をしながら実務協議が難航していたという。航空機は機種別に免許があり、北朝鮮には該当免許のある操縦士がいないため、中国人操縦士が操縦をしなければならないという議論があったという。北朝鮮は金委員長のシンガポール行きに何重もの煙幕作戦を張り巡らせた。

まず、CA122便がこの日午前8時30分(北朝鮮時間基準)ごろ、平壌(ピョンヤン)空港から出発した。同機は最初は目的地を北京と知らせ、北京に近づくと突然CA61に便名を変更した後、機首を内陸に向けた後、午後3時30分(韓国時間基準)ごろにシンガポール・チャンギ空港に到着した。金委員長の専用機チャムメ1号は、中国国際航空機の約1時間後に平壌上空に飛んだ。世界の航空機の軌跡を確認できるサイト「フライトレーダー24」の画面には、出発地が平壌順安(スンアン)空港、到着地がシンガポール・チャンギ空港で現れた。チャムメ1号はCA機より約1時間後にチャンギが空港に着陸した。

このようにチャムメと747機を同時に飛ばしたのは金委員長がどこに搭乗しているのか分からなくして警護上の安全を図ろうとしたのではないかというのが専門家たちの分析だ。

中国領空を横切る航路を選んだことも、不時着や外部の攻撃を念頭に置いた措置とみえる。金委員長が中国大陸上空を通る間は中国空軍が警護飛行をしたものと予想される。外国首脳級が自国領空を通過する時は適当な距離での警護飛行を通じて万一の事態に備えることが国際慣例だ。国賓訪問の場合には自国戦闘機が非常に近い距離で外国首脳の専用機と平行飛行する儀典を行う場合もある。

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